【第2回】職場活性化の正体は何か?
- watanabe nobuyuki
- 7 日前
- 読了時間: 3分
前回は、「職場活性化がうまくいかない理由」について整理しました。
施策をやっても変わらないのは、“やり方”ではなく“捉え方”にズレがあるから。
では――そもそも「職場活性化」とは、何なのでしょうか。

■活性化している職場の共通点
実際に、うまくいっている職場を見ていくと、ある共通点があります。
それは、単純な話ですが――人が動いているということです。
意見が自然と出てくる
誰かがやってみる
周囲がそれに反応する
こうした“小さな動き”が、日常的に起きています。
■逆に、停滞している職場はどうか
一方で、うまくいっていない職場では、こんな状態がよく見られます。
意見が出ない(出ても流れる)
指示待ちになっている
振り返りが行われない
つまり、行動が止まっている状態です。
■違いを分けているものは何か
では、この違いはどこから生まれるのか。
能力の問題でしょうか。制度の問題でしょうか。
もちろん、それらも影響はあります。
ただ、より本質的には――**“関係性の質”**が大きく影響しています。
■関係性の質とは何か
ここで言う関係性とは、単に「仲が良い」という意味ではありません。
ポイントはこの3つです。
① 意見を出しても大丈夫だと思える
否定されないか、評価が下がらないか。そうした不安が小さい状態
② 試してみる余地がある
「やってみよう」と言ったときに、完全に止められない状態
③ 振り返りが許容されている
うまくいかなかったことも含めて、言語化できる状態
この3つが揃うと、自然と行動が生まれます。
■重要なのは「関係性→行動」の順番
ここで大事なのは順番です。
よくあるのは、「まず行動を増やそう」とするアプローチです。
ただ、実際には――
👉 関係性が変わる👉 行動が生まれる👉 結果が変わる
この順番で起きます。
■「場の空気」ではなく「関わり方」
もう一つ重要なのは、これが“雰囲気”ではないということです。
・発言にどう反応するか・挑戦をどう扱うか・失敗をどう捉えるか
こうした日々の関わり方の積み重ねが、関係性をつくっています。
■では、どうすれば変わるのか
ここまで整理すると、「やるべきこと」は見えてきます。
ただし――ここが難しいポイントです。
関係性は“制度を入れれば変わる”ものではありません。
1on1を導入した
会議を増やした
施策を打った
それだけでは変わらないのは、前回お伝えした通りです。
■最後に
実際に現場では、「関係性が大事なのは分かるが、どう変えればいいか分からない」という声をよくいただきます。
関係性は目に見えない分、どこから手をつけるべきか判断が難しいためです。
もし同じような課題感があれば、一度、現状の関係性や行動の状態を整理してみることをおすすめします。
状況を言語化するだけでも、打ち手が見えてくるケースは多くあります。
■ご相談について
「何から手をつければいいか整理したい」という段階でも問題ありません。
壁打ちのような形でも構いませんので、お気軽にご相談ください。
■次回予告
次回は、「では具体的に何を変えるべきか?」実践的な打ち手について整理していきます。


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