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【第3回】組織として、1on1をどう設計するか?

  • watanabe nobuyuki
  • 2 日前
  • 読了時間: 2分

― 「やらせる」だけでは定着しない ―

第1回・第2回では、管理職の視点から1on1を見てきました。

今回は少し視点を変えて、人事・組織開発の立場から考えます。

「1on1を全社に導入する」と決めたとき、何を設計すればいいのか。



■ よくある導入の失敗パターン


1on1の導入がうまくいかないとき、現場ではこういうことが起きています。

失敗パターン 01

  • 「月1回、部下と30分話してください」と通達しただけで終わった

失敗パターン 02

  • 研修で「1on1のやり方」を教えたが、現場に戻ると誰もやっていない

失敗パターン 03

  • 管理職によってやり方がバラバラで、「やっている部署」と「やっていない部署」に分かれた


共通しているのは——

「やること」は決めたが、「定着させる仕組み」を設計していなかった



■ 設計に必要な3つの視点

視点 01

目的を言語化して共有する

「なぜ1on1を導入するのか」を、管理職が自分の言葉で語れる状態にする。人事が決めた施策ではなく、現場が腹落ちした取り組みにできるかどうかが、定着の分岐点です。

視点 02

管理職を「孤独にしない」仕組みをつくる

1on1をうまくやれない管理職は、たいていやり方がわからないのではなく、「自分がやっていることが正しいのかわからない」という状態にいます。定期的な振り返りの場や、横のつながりが重要です。

視点 03

「継続」を評価する仕組みを持つ

1on1の質は、すぐには見えません。だからこそ、「続けていること」自体を組織として認める文化が必要です。成果より継続を問う仕掛けが、長期的な定着につながります。



■ 人事の役割は「管理」ではなく「支援」


1on1が形骸化する組織では、人事が「実施率の管理」に終始しているケースが多くあります。

でも本来、人事がやるべきことは——

管理職が1on1を「意味のある時間」だと感じられるよう、関わり続けること

施策を「やらせる」だけでは、現場は動きません。

人事自身が、管理職にとっての「伴走者」になれるかどうか。そこが、組織として1on1を機能させられるかの分かれ目かもしれません。



■ まとめ


導入するだけでは定着しない。設計が必要


必要なのは「目的の言語化」「管理職支援」「継続を評価する仕組み」


人事の役割は管理ではなく、現場への伴走


👉次回(最終回)は、「1on1が機能する組織とはどんな状態か?」を考えます

 
 
 

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