研修が現場で機能しない本当の理由とは――コンテンツの問題ではない
- watanabe nobuyuki
- 3 日前
- 読了時間: 2分
研修直後は手応えがあったのに、3ヶ月後の現場を見るとほとんど変わっていない。
そんな経験が積み重なると、「また同じことが起きるんじゃないか」という感覚が拭えなくなってきますね。
担当者として、何が悪かったのかと考え、内容だったのか、講師だったのか、それとも参加者の意識の問題だったのか・・・。
でも、どこかしっくりこない。

原因を探すほど、答えが見えにくくなる
次の施策では、より評判の良い講師を選び、より体系的なプログラムを検討する。
参加者の動機づけにも工夫を凝らす。
それ自体は間違ってない。
ただ、同じことが繰り返されるとしたら、もしかすると見るべき場所が違うのかもしれません。
「単発のイベント」として設計されていないか
研修が現場に着地しない理由として、コンテンツや講師の質よりも大きく影響していることがある。
それは、研修が「やったら終わり」の設計になっていることだ。
どれだけ質の高い内容であっても、研修という非日常の場で得た気づきが、日常の現場に根付くには、それを支える仕組みが必要になる。
人が行動を変えるのは、「正しいことを知った」からではない。自分の現場の文脈の中で、試して、振り返って、フィードバックをもらいながら、少しずつ腹に落ちていくプロセスを経てはじめて、行動は変わっていく。
「何を教えるか」より「どう関わり続けるか」
そう考えると、問い直すべきは研修の「内容」よりも「関わり方」になってくる。
研修後も現場の状況を把握し続けること。
参加者が何に躓いているかを一緒に考えること。
その組織固有の文脈を理解した上で、次の一手を柔軟に変えていくこと。
これは「良い研修を提供する」という発想とは、少し異なる。
ただ、現場が変わるかどうかの分岐点は、多くの場合ここにある。
次に研修を企画するときに
「この施策は、終わった後も現場と関わり続ける設計になっているか?」
この問いを持っておくだけで、研修の設計や委託先の選び方が、少し変わってくるかもしれません。
自社の研修後の行動定着に、構造的な問題が潜んでいないか気になる方は、こちらの診断ツールをお試しください。



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