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【第4回・最終回】1on1が機能する組織とは、どんな状態か?

  • watanabe nobuyuki
  • 23 時間前
  • 読了時間: 3分

― 「やっている」から「変わっている」へ ―



このシリーズでは、1on1の形骸化・目的・設計と整理してきました。

最終回では、少し引いた視点で考えたいと思います。

そもそも、1on1が「機能している」とはどういう状態なのでしょうか。



■ 「機能している」は、数字では見えにくい


1on1の効果を測ろうとするとき、こういう指標が使われがちです。

  • 実施率が上がった

  • 満足度アンケートのスコアが高かった

  • 「やってよかった」という声が増えた

どれも悪くはありません。ただ、それだけでは「何かが変わった」とは言えない。

実施率が100%でも、形骸化している組織はたくさんあります。


👉「やっているかどうか」ではなく、「それによって何が変わったか」が問われます。


■ 機能している組織に見られる3つの状態


現場を見ていると、1on1が本当に機能している組織には共通した状態があります。

状態 01

部下が「自分で考える」ようになっている

上司に答えを求めるのではなく、「自分はこう思うんですが、どうでしょう?」という問いかけが増える。1on1が、部下の思考を育てる場になっている状態です。

状態 02

管理職が「関わり方」を変えている

「指示する」から「問いかける」へ。「評価する」から「一緒に考える」へ。管理職自身のスタンスが少しずつ変化している組織では、1on1が自然と機能し始めます。

状態 03

「続けること」が当たり前になっている

1on1を「特別な取り組み」として意識しなくなった状態。義務感ではなく、「やっておかないと何か足りない」という感覚が生まれていれば、文化として根づいています。



■ 「変わっている」を実感できるまで、関わり続けること


1on1の効果が出るまでには、時間がかかります。

だからこそ、「やらせたら終わり」ではなく——

👉人事も、管理職も、「変わっているかどうか」を問い続ける姿勢が必要です。

研修で「やり方」を教えるだけでは、変わりません。

制度として「義務化」するだけでも、変わりません。

関わり方を変え、考え方を変え、それを継続して支えていく。

それができたとき、1on1はようやく「時間のかかっていた会議」から「組織を変える時間」になるのだと思います。


■ シリーズのまとめ

「1on1を問い直す」全4回

第1回

なぜ1on1は形骸化するのか?

― 「やっている」のに「変わらない」本当の理由 ―

第2回

1on1で、何を変えようとしているのか?

― 目的が曖昧なまま始めると、何も変わらない ―

第3回

組織として、1on1をどう設計するか?

― 「やらせる」だけでは定着しない ―

第4回

1on1が機能する組織とはどんな状態か?

― 「やっている」から「変わっている」へ ―



👉1on1は手段です。大切なのは、それを通じて「組織が変わり続けられるか」



そのために、私たちも関わり続けていきたいと思っています。


 
 
 

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