自社の管理職育成、本当に機能していますか?
- watanabe nobuyuki
- 21 時間前
- 読了時間: 4分
― 「良い研修だったか」ではなく、「どこに課題があるか」を見る ―

■ 管理職研修を実施しても、なぜか現場が変わらない。
そう感じている人事・研修担当者の方は、少なくないのではないでしょうか。
一方で、管理職本人にも「このままのやり方でいいのか」という漠然とした迷いがあります。
同じ組織の中にいながら、担当者と管理職本人とでは、見えている景色が違う。
まずは、その前提から整理したいと思います。
■ 「研修をやったかどうか」では、課題は見えてこない
管理職育成がうまくいっているかどうかを判断するとき、こういった見方をされがちです。
研修を年に1回実施している 研修後のアンケート結果が悪くない 管理職向けの階層別プログラムが用意されている |
どれも、やらないよりはやったほうがいいことです。 ただ、それだけでは「機能している」とは言えません。
研修を毎年実施していても、現場のマネジメントの質が変わらない組織はたくさんあります。
👉「研修をやっているかどうか」ではなく、「管理職育成のどこに構造的な課題があるか」が問われます。
■ 課題は、いくつかの層に分かれている
管理職育成がうまくいかない組織を見ていくと、課題は一つの原因に集約されるのではなく、いくつかの層にまたがっていることがほとんどです。
課題 |
層 01 マネジメントスタイル 管理職が「プレイヤー」として動く時間が長く、チームマネジメントに十分な時間を割けていない状態。 |
層 02 部下育成 育成への関与が管理職個人の意識や余裕に依存し、組織としてばらつきが生まれている状態。 |
層 03 コミュニケーション 管理職と部下、あるいは部署間の対話が形式的になり、率直なやり取りが生まれにくくなっている状態。 |
層 04 育成施策の効果 研修は実施されているが、現場での行動変化につながっているかを確かめる仕組みがない状態。 |
層 05 組織環境 管理職自身が、自分のマネジメントを振り返る機会をほとんど持てていない状態。 |
■ 「担当者から見た景色」と「管理職本人から見た景色」は違う
ここで見落とされがちなのが、人事・研修担当者から見えている課題と、管理職本人が自覚している課題は、必ずしも一致しないということです。
担当者側からは、「育成への関与のばらつき」や「施策の効果が見えない」という組織全体の構造が見えます。
一方、管理職本人からは、「自分の役割をどう捉えればいいのか、まだ軸が固まっていない」「自分のマネジメントを振り返る機会がほとんどない」という、もっと個人的な戸惑いが見えています。
👉同じ問題を、違う角度から見ている。だからこそ、両方の視点を突き合わせる必要があります。
特に「振り返りの機会がない」という点は、担当者からは見えにくく、管理職本人でなければ気づけない課題です。
■ まずは、現状を可視化するところから
こうした課題は、感覚的に「なんとなく足りない」と思っているだけでは、次の一手につながりません。
そこで、人事・研修担当者向け、管理職本人向けの2つの立場に分けて、現状を整理できる診断ツールをご用意しました。
管理職育成 現状診断 |
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■ まとめ
管理職育成において大切なのは、研修の内容や形式そのものではなく、組織のどこに構造的な課題があるかを正しく把握し、関わり続けることだと考えています。
課題は、担当者側・管理職本人側のどちらか一方からだけでは、全体像が見えません。
まずは現状を可視化するところから、次の一歩を考えてみませんか。
◆ 組織開発・人材育成について、個人の感想も交えながらnoteでも発信しています。




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