第4回 「研修」で終わらせない ── 育成を支える構造とは
watanabe nobuyuki
13 時間前
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■ 前回までの整理
一つ目は「個人」の層。本人の意識が低いのではなく、自己認識と組織からの期待の間に、言語化されていないズレがある。
二つ目は「関係性」の層。そのズレは本人の中だけでは解消されず、上司・部下・人事それぞれの見えている景色の違いによって、一人で抱え込む状態が生まれる。
今回は、その関わりを支える、あるいは支えられていない「仕組み」の層に踏み込みます。
■ 関わりを変えても、続かない理由
研修の場でロールプレイをして気づきが生まれても、研修が終われば日常業務に戻り、数ヶ月後には何も変わっていないことに気づく ── この繰り返しを、誰が、いつ、どのくらいの頻度で防ぐのかという問いに、多くの組織は答えを用意していません。
👉 関わり方は、単発の場で「変える」ものではなく、継続する仕組みの中で「変わり続ける」ものです。
■ 「研修」という設計そのものに内在する限界
研修は、知識や視点を届ける手段としては有効ですが、実施後の行動を誰も継続的に見ていないという限界を併せ持ちます。
👉 研修は、変化のきっかけにはなり得ても、変化を定着させる仕組みにはなり得ません。
■ 定着に必要なのは、「点」ではなく「線」の設計
要素 01 実践と振り返りの往復
要素 02 伴走する第三者の存在
要素 03 現状を可視化する起点
これらが揃って初めて、研修という「点」が、行動変容という「線」につながります。
■ 仕組みがない状態で起きること
同じ研修を毎年繰り返しても、数年単位で見た行動変容は実感として乏しい ── これは研修内容や講師の質の問題ではなく、設計上の問題です。
■ まず、どこに課題があるのかを把握する
私たちは、この三つの層の現状を把握するための診断ツールを用意しています。
10分程度の質問に回答いただくことで、自社の管理職育成が、どの層に課題を抱えているかを可視化できます。
■ 次回に向けて
次回は、この三つの層を統合し、なぜ「同時に」見る必要があるのか、そして診断がその出発点になり得るのかを整理します。




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